コーヒーの風味の共通項

他店で買い求めたコーヒー豆を気に入って、
「●●(原産国)ありますか?」と
来店されるお客様があります。
例えば
「キリマンジャロ(タンザニア)ありますか?」
と尋ねられた場合に取り扱っていなかったとします。
通常は
「お取り扱いがないのですがケニアいかがでしょう。
地理的にも近く風味もよくにていますよ。」
とおすすめします。
この場合キリマンジャロとケニアの共通項は同じアフリカ産というところです。
しかし注意しなければいけないのがどんな焙煎度合のキリマンジャロを他店で買い求められたかです。
もしも気に入っているコーヒーがキリマンジャロの深煎りであれば、店頭にあるケニアの中煎りをおすすめするのは間違いな場合があります。
多くの場合、産地由来の風味よりも深煎りにした時の焙煎由来の風味のほうが支配的になることが多いのです。
この場合
「アフリカではなく南米産になりますがコロンビアの深煎りはいかがでしょう」
と香りを嗅いでいただきおすすめします。
この場合の風味の共通項は焙煎度合となります。

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